ブラインドラグビー

ブラインドラグビーの歴史

ブラインドラグビーは、視覚障がい者(弱視)がプレーするラグビーです。2015年にイギリスで考案されました。日本では2018年に紹介され、2019年にイギリスからコーチが来日して講習会が開かれました。

2019年4月1日に、視覚障がい者と健常者が共にスポーツを楽しむ共生社会を実現する事を目的として「日本ブラインドラグビー協会」が設立されました。

イングランド代表との試合後

ブラインドラグビーの魅力

人間は多くの情報を視覚から得て、それをもとに様々な判断を下し、行動を選択、実行に移していますが、周りが見えにくい状態の選手たちがプレーするこのブラインドラグビーでは、まずは走る、目標物に向かってボールを投げる、ボールをキャッチすることなどは「普通」ではなく、「すごい」ことであり、そのような状態の中でも勇気、コミュニケーション、そして緻密な戦術等、様々な要素が合わさった時に一つのプレーが実現・成功する時、それが魅力であり、またこのスポーツの奥深さを感じるところです。

スクラム練習

事業目的

一般社団法人日本ブラインドラグビー協会(Japan Blind Rugby Union)はブラインドラグビーを通じて、視覚障がい者と健常者が共にスポーツを楽しむ共生社会を実現する事を目的とする。

会長・代表理事あいさつ
「ブラインドラグビーへの思い」

橋本会長

障がい者スポーツは、オリパラが近づくにつれ、少しずつであるが知られてきています。しかし、種目やルールなど、一般社会に認知されているとは言えず、日本の障がい者スポーツの状況は、発展途上の最中であり、社会に対して十分な灯りをともすまでに至ってはいないと思われます。

ブラインドラグビーは、病気により又は生まれつき視力・視野が失われ、好きなラグビーが継続できなかった人や、興味があって経験したくてもチャンスに恵まれなかった人が、楕円のボールを追いかけ、パスしたりキャッチしたり、みんなでボールをもって走り回れることができるスポーツです。特に生まれつき視覚障がいをもつ子供たちは、発達期に思いっきり体を動かす機会がなく、ストレスをため込んでしまうこともあります。障がいを持っていても、晴眼の子供たちと同じような環境を作り、伸び伸びと育っていける場を用意することで、視覚障がいに対する積極的な理解を得られることと考えています。

選手は弱視(ロービジョン)が中心となっており、ボールや人の距離感がわかりにくく、目でボールを追うことが出来ないため、視覚以外のコミュニケーションを中心に行います。選手たちは、周りが見えなくても味方を信じ、前を向いて勇気を抱き、前に進むだけです。国内ルールとして、男女問わず安全・安心・楽しくプレイできることを考えております。また、晴眼者とも交流しながら視覚障がい者を知ってもらい共に楽しんでもらいたいと思っております。

一般社団法人日本ブラインドラグビー協会は、選手を中心に指導者・協力者・役員がスクラムを組んで発展と普及のため努力してまいります。視覚障がい者である選手たちは、光を失いつつありますが立ち止まるわけにはいきません。自ら明るい社会を導くために前に進み何事にもトライしていきます。ブラインドラグビーが様々な人々に社会の活力になれるよう邁進してまいります。

一般社団法人 日本ブラインドラグビー協会
会長・代表理事 橋本 利之

特別会員

敬称略、五十音順

浅原 拓真(あさはら たくま)

15人制ラグビー日本代表

大野 均(おおの ひとし)

15人制ラグビー元日本代表、東芝ブレイブルーパス普及担当

  • 大野 均(おおの ひとし)

小野澤宏時(おのざわ ひろとき)

15人制ラグビー元日本代表

  • 小野澤宏時(おのざわ ひろとき)

齊藤 祐也(さいとう ゆうや)

15人制ラグビー元日本代表

  • 齊藤 祐也(さいとう ゆうや)

立川 理道(たてかわ はるみち)

15人制ラグビー日本代表、クボタスピアーズ所属

畠山 健介(はたけやま けんすけ)

15人制ラグビー元日本代表

  • 畠山 健介(はたけやま けんすけ)

廣瀬 俊朗(ひろせ としあき)

15人制ラグビー元日本代表・キャプテン

堀江 恭佑(ほりえ きょうすけ)

15人制ラグビー日本代表、日野レッドドルフィンズ所属

応援メッセージ
YOKOHAMA TKM Women's Rugby Club

横浜市戸塚区の女子ラグビークラブ
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